ミツバチヘギイタダニ対策 -3-

当初、秋の採蜜を目標としておりましたが、残念ながら予想以上にハチミツが集まらず、今回は採蜜を断念いたしました。これからは本格的な越冬に向けて、ミツバチたちが無事に冬を越せるよう、準備を進めます。

まず、越冬に備えた重要なミツバチヘギイタダニ対策の第3弾を実施します(参考:第1弾第2弾)。女王蜂の隔離を行い、ダニ対策用の薬剤アピバール、チモバールを設置しました。また、前回同様に、ダニの落下状況を確認するため、プラスチック下敷きを巣門に設置しました。薬剤の投与期間は4~5週間を目安にし、除去はミツバチが活発に活動している暖かい日に行う予定です。

また、ミツバチが快適に越冬できる環境を作るため、巣箱の調整を行いました。巣門は、冷たい風の侵入とネズミなどの外敵の侵入を防ぐため狭くしていきます。次に、飼育域を縮小するために、継箱を片付け、育児圏の1段に集約し巣箱をコンパクトにしました。さらに、越冬に必要な食糧を確保するために、秋に貯めたハチミツの巣板を残し、不必要な空の巣板は取り除き、ミツバチが密集して温まりやすい状態にしていきます。

薬剤設置・巣箱のコンパクト化(251121撮影)