第2回関東学生養蜂リーグ

2025年2月に発足した「関東学生養蜂リーグ」の第2回大会が、2026年2月14日、千葉商科大学で開催されました。開催日が土曜日ということもあり、高校生の参加は限定的でしたが、大学生を中心に活気ある大会となりました。今大会では、各校による1年間の活動報告に加え、越冬状況やダニ被害への対策といったミツバチの現状に関する情報交換が行われ、学生養蜂の交流を深める貴重な機会となりました。

また、プログラムの一環として、千葉商科大学の屋上に設置している養蜂場を見学しました。そこでは、スズメバチ対策の工夫などについて詳細な解説をいただき、実践的な知識を深めることができました。

各校による1年間の活動報告では、ミツバチの飼育のみならず、ハチミツを活用した商品開発などの事例を含め、今回得られた知見は、私たちの今後の活動をより発展させるための大きな糧となりました。

蜂群配置マップ

毎年1月31日は、養蜂家にとって大切な節目である「蜜蜂飼育届」の提出期限です。 無事に手続きを終えましたが、同封されていた「養蜂に関するお知らせ」の中に、非常に興味深い資料がありました。それは、東京都内における「蜂群配置図(令和7年1月末時点)」の地図(左下の図)になります。

私たちが都市養蜂を始めて以来、多くの方から「あそこでも養蜂をやっているよ」というお話を伺ってきましたが、実際にどの程度の規模で行われているのか、これまではなかなか実感が持てませんでした。しかし、今回初めてこの地図を目にし、多くの気づきがありました。まず驚いたのは、「こんなに近くにも仲間がいたのか」ということです。私たちが活動する経済学部の周辺エリアだけでも、30〜59群ものミツバチ(二ホンミツバチ、セイヨウミツバチの合計)が飼育されていることが分かりました。

また、この都内の蜂群配置図全体を俯瞰すると、自然豊かな多摩中南部〜西部(八王子市・町田市・日野市周辺)と都心部(千代田区・中央区・港区周辺)の2つの大きな高密度エリアがあることが確認できました。特に都心部では、ビル屋上などを活用した「都市養蜂」が文化として定着している様子が見て取れます。これは、都心部が皇居や新宿御苑といった豊かな植生に支えられていることを再認識させてくれる結果でした。

私たちのプロジェクト拠点の近隣にも多くの蜂群があることを知り、都心での養蜂が「目に見えない強い繋がり」の中で成り立っていることを実感しました。私たちの巣箱を健やかに保つことは、地域全体のミツバチを守ることに直結するので、病害虫管理の徹底を常に心掛けるとともに、限られた地域の蜜源を分け合っていることに感謝し、周囲への思いやりを大切にした養蜂を続けていきたいと思います。

右下の図は、公開されている配置図を詳細に確認できるよう、独自にGIS(地理情報システム)化したものです。さらに、環境省が実施した「緑の国勢調査」の第6・7回 自然環境保全基礎調査の調査結果(環境省生物多様性センター提供、株式会社エコリス加工)を重ね合わせて閲覧できるようにしました。

これにより、ミツバチの蜂群分布と、周囲の植生環境との相関をより視覚的に分析することが可能になります。

※経済学部周辺の蜜源植物推定マップも対応しました。

出典:東京都産業労働局農林水産部農業振興課