ミツバチに刺される_その2

2025年7月に投稿した「ミツバチに刺される」という記事は、今でも多くの方にお読みいただいています。今回はその第2弾(?)として、水道蜂プロジェクトの顧問の先生が経験した、冬の日の出来事をお届けします。

事の始まりは、2月23日に行われた干場先生による内検解説でした。私たちの蜂群は、密度が薄いにもかかわらず巣板の枚数が多いことが判明。そのため、不要な巣板を抜いて密度を高める作業が必要になりました。しかし、折しも大学は入試シーズンの真っ只中。学生の立ち入りが厳格に制限されていたため、作業を顧問の先生に託すことになりました。

先生は面布+つなぎを着用して内検に臨みましたが、思わぬ隙がありました。つなぎの足元のわずかな隙間からミツバチが入り込み、太ももの裏側を刺されてしまったのです。直後は痛みがあったものの、数十分もすれば痛みが引き、「ミツバチに刺されても自分は大丈夫だ」と、先生からは少し誇らしげな報告を受けていました。

ところが、異変は2日後にやってきました。刺された箇所が赤く腫れ始め、痒みに襲われたそうです。幸い痛みはなかったとのことですが、「直後は平気でも、後から反応が出る」というミツバチの洗礼を身をもって体験する結果となりました。

ミツバチに刺される

ミツバチの中で毒針を持つのは雌蜂(働き蜂)のみで、雄蜂は針を持ちません。女王蜂も働き蜂と同様に毒針を持っていますが、子孫繁栄を優先するため、人を刺すことはほとんどありません。また、スズメバチやアシナガバチと違って、ミツバチは温厚な性格なため、自分たちの身に危険が迫っていると感じない限り、積極的に人を刺すことは少ないです。雌蜂の針には「返し」がついているため、一度刺すと針が体の内臓ごと抜け落ちてしまい、雌蜂自身は死んでしまいます。これは、雌蜂にとって「命がけの攻撃」であるため、むやみに刺すことはありません。

先日、新女王の交尾を確認するため、夕方16時から内検を行った際のことです。この日は夕方から風が強くなり、ミツバチたちも少し落ち着かない様子でした。ゴム手袋をしていたにもかかわらず、その針が貫通し、手にチクリと刺されてしまいました。刺された直後はじんわりと熱さを感じましたが、幸いにも強い痛みではなかったため、そのまま内検を続けることができました。ただ、一度刺されてしまうと、次に刺されたときにアナフィラキシーショックが起きないか、少し心配になるのも正直な気持ちです。ミツバチと接する際には、彼らの特性を理解し、お互いにとって安全な距離を保つことが大切だと改めて感じました。