1月29日の内検にて、2群の女王蜂の解放を行いました。群を維持し、春に向けた産卵を促すため、巣板の上に代用花粉と砂糖を配置しましたが、どうやら私たちの給餌方法に問題がありました。餌までの動線がうまく確保できず、順調に越冬を続けていた貴重な1群を、餌不足(餓死)により崩壊させてしまいました。巣門の前には力尽きたミツバチが多数転がっており、急いで巣箱を開けてみると、底には大量のミツバチが横たわっていました。巣板に残っていたわずかな蜂たちも、動きは非常に鈍い状態でした。
ここまで大切に育ててきたメンバーにとって、そのショックは隠しきれるものではありませんでした。


この事態を受け、干場先生・渡辺先生にご相談したところ、重要な教訓をいただきました。
「女王蜂を解放すると一気に産卵が始まるため、貯蜜の消費量が急激に増える。それを見越した十分な備えがないと、たちまち餌不足に陥ってしまう」
実際に、動かなくなった働き蜂が巣穴に頭を深く突っ込んでいる姿が多数見られましたが、これは貯蜜が底をついた際に見られる典型的なサインでした。
この痛恨の経験を糧に、生き残ったもう1群に対しては、給餌箱に砂糖水(砂糖2:水1の割合)を十分に与え、「春宣言(春の飼育管理への切り替え)」を行いました。失った群の分まで、残る1群を大切に守り抜きたいと思います。



