三崎祭準備

2025年11月02日~03日に開催される日本大学経済学部の三崎祭にて、「水道蜂プロジェクト」は、蜜蝋を使った天然素材のハンドクリーム「水道蜂クリーム」を無料で製作体験できるブースを出展します。

天然の甘い香りに包まれた、ご自身だけのオリジナルハンドクリームを作ってみませんか?

私たちプロジェクトメンバーも、みなさまに最高の体験を提供できるよう、すでに試作品のハンドクリームを製作し、準備万端です!

さらに、当日は「水道蜂ハニー」の販売も行います。

この貴重な機会に、ぜひ私たちのブースへお立ち寄りください。プロジェクトメンバー一同、みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

三崎祭に掲載したパンフレット

水道蜂クリーム

前回の投稿では、水道蜂プロジェクトで三崎祭の体験に使用する蜜蝋の精製についてご紹介しました。ここでは、その蜜蝋を使った天然素材の「水道蜂クリーム」の製作について紹介します。蜜蝋を使ったハンドクリームの基本的な製作方法は多くのサイトで紹介されていますので、ここでは割愛いたします。

ハンドクリーム製作の材料(10g分)

ハンドクリーム10gを作るために用意した材料は、以下の通りです。

・蜜蝋;2g

・キャリアオイル(ホホバオイル);10ml

・エッセンシャルオイル;1~2滴 ※蜜蝋本来の香りを楽しみたい場合は使用しません。

また、製作道具は主に100円均一で調達しました。

・ハンドクリームを入れるケース / プラスチックカップ / トレイ&ボール / 爪楊枝 など

湯煎にかけ、蜜蝋をある程度溶かしてから、キャリアオイル(ホホバオイル)を入れます。再度、蜜蝋が溶けきるまで爪楊枝でかき混ぜます。蜜蝋が完全に溶けきったら、ケースに入れて冷まします。エッセンシャルオイルを入れる場合は、粗熱を取ってから、1~2滴入れます。熱いと香りが飛んでしまいます。

この一連の作業は、大体15~20分ぐらいで完了します。なお、エッセンシャルオイルを入れない場合は、蜜蝋とハチミツの甘い香りがほのかに漂う仕上がりとなります。

「水道蜂クリーム」の特長と注意点

天然成分由来の水道蜂クリームは、高い保湿力で肌を保護し、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。ただし、添加物を使用していないため、長期保存には適していませんのでご注意ください。

蜜蝋抽出

ミツバチたちが活発に活動する春は、無駄巣(巣板以外に作られた巣)が多く生じます。また、採蜜の際に行う蓋切りによっても蜜蝋が生じるため、これらを現在まで一斗缶で保管していました。蜜蝋についたハチミツがほのかに甘い香りを漂わせています。

今回は三崎祭(日大経済の文化祭)で、水道蜂プロジェクトはこの蜜蝋を使ったハンドクリーム作り体験を無料で行います。多くの皆様に体験していただくため、現在、蜜蝋の抽出作業を進めています。

その準備として、先日、無駄巣・蜜蓋から蜜蝋の精製を行いました。本館5階のオープンスペースでお湯を沸かし、その中にを入れて溶かしていきます。蜜蝋は約60℃で溶け始めていきます。大きなゴミは茶漉しで取り除き、冷まし固めていきます。冷えて固まった蜜蝋には、まだ細かいゴミが含まれているため、時間をおいてから、さらに2度目の精製を実施します。

次に、細かいゴミを取り除くために、今度はガーゼを使って再精製を行いました。当初、コーヒーのペーパーフィルタも試してみたのですが、目が細かすぎて、液体の蜜蝋が濾される前に冷えて固まってしまいました。いくつか方法を試した結果、ガーゼが最も適していることが明らかになりました。ガーゼで濾した蜜蝋は、シリコン製の製氷皿で冷やして固めました。この2段階の精製を行うことで、不純物のない、鮮やかな黄色の蜜蝋が精製することができました。