越冬期間中:女王蜂解放

2025年11月下旬よりダニ対策の一環で隔離していた女王蜂を、ついに解放する時を迎えました。12月中旬の内検を最後に、約1ヶ月もの間、巣箱の蓋を開けることなく静かに見守ってきたため、「無事に越冬できているだろうか」「群の勢いは保たれているか」と、胸がざわつく中での作業開始となりました。1月下旬に襲った強い寒波の影響で、東京でも厳しい冷え込みが続いています。この時期の開箱によるミツバチの体温低下は命取りになるため、最短時間で作業を終えるよう、事前に作業手順をメンバー間で共有して臨みました。

いざ確認を行い、2群とも無事に女王蜂の姿を捉えた瞬間、メンバーの間からは思わず歓声が沸き起こり、現場は大きな安堵感に包まれました。

厳しい寒さを耐え忍んできたミツバチたちとの、これが2026年最初の対面です。女王蜂の解放により、いよいよ2年目の春に向けた産卵と育児が始まります。

ミツバチヘギイタダニ対策 -3-

当初、秋の採蜜を目標としていましたが、残念ながら予想以上にハチミツが集まらず、今回は採蜜を断念しました。これからは本格的な越冬に向けて、ミツバチたちが無事に冬を越せるよう、準備を進めます。

まず、越冬に備えた重要なミツバチヘギイタダニ対策の第3弾を実施しました(参考:第1弾第2弾)。女王蜂の隔離を行い、ダニ対策用の薬剤アピバール、チモバールを設置し、前回同様にダニの落下状況を確認するため、プラスチック下敷きを巣門に設置しました。薬剤の投与期間は4~5週間を目安にし、除去はミツバチが活発に活動している暖かい日に行う予定です。

また、ミツバチが快適に越冬できる環境を作るため、巣箱の調整を行いました。巣門は、冷たい風や外敵の侵入を防ぐために狭くしています。次に、ミツバチが密集して温まりやすい状態になるように、飼育域を縮小しました。具体的には、継箱を片付け、育児圏の1段に集約し巣箱をコンパクトにしました。さらに、越冬に必要な食糧のために秋に貯めたハチミツの巣板を残して、不必要な空の巣板は取り除きました。

薬剤設置・巣箱のコンパクト化(251121撮影)